Linux Mint ベースの RetroPie を構築する際に設定すべきこと


本内容は、Linux Mint や Ubuntu Linux ベースに RetroPie を構築した場合、どうしてもOS上で実行されるアプリケーションという位置づけで RetroPie が起動してしまいますが、それを Raspberry Pi 用にカスタマイズされた RetroPie のようにOSと一体型のアプリケーションのような動きを目指す方法を記したページである。

オートログイン

デフォルトではOS起動後はユーザ名とパスワードもしくは、設定されたユーザ名のパスワードの入力を求められます。
ログイン時のパスワードを回避する設定を行う。

画面ロックの解除・スクリーンセーバーの解除

しばらく画面操作しないとロック画面が表示され、パスワードを入力しないとロック画面を解除できなくなります。
ロック画面に推移しないように画面ロックをOFFにする設定をします。
※Linux Mint 19/2 の場合は「lock」で検索して設定を行う、スクリーンセーバー設定画面からは行えない

/etc/sudoers の設定

emulationstation を実行する直前はパスワードを聞かれないが停止する際にパスワードが要求される。
その為、/etc/sudoers に emulationstation コマンドを実行するように記載することで、停止の際に emulationstation コマンドから実行される shutdown コマンド実行時にパスワードが聞かれなくなる。

%emulationstation ALL=(ALL:ALL) ALL