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高学歴の稼げる女性はなぜ結婚できないのか?

マスコミが作り上げた売れ残りババアの口実を社会的権威のある教授がばらさないでください。
掲載日時:2011-10-23 22:44:17

記事・内容
教育面での女性進出が目覚ましい。大学学部における女性比率は、東京大18%、慶応大32%、早稲田大34%に達している。そこで問題になってくるのが、高学歴女性の恋愛と結婚である。早稲田大学で恋愛学を教える森川友義教授に、学歴と恋愛の関係について聞いた。

――高学歴な女性に独身が多いのはなぜでしょうか?

 恋愛とは、自分の恋愛価値、商品価値を基にした物々交換です。一般的には、価値が同じくらいの男女同士が恋人や夫婦になります。素敵な人の配偶者は素敵な人であろうと想像できるわけです。これを「恋愛均衡説」といいます。

 女性の場合に一つのポイントとなるのが学歴です。そもそも、大学受験は男女の魅力に基づいて作られてはいません。東大卒の女性の中には、素敵な人もそうでない人もいます。学歴が高くても、恋愛上の資産価値が高いとは限りません。

 ただし女性は、つねに自分が最低ラインと考える傾向があります。この自分を基準とする考え方を「ベースライン理論」と呼んでいます。つまり、男の人を選ぶ際、学歴や収入が同じか、あるいは自分より高い人を求めてしまうということです。

 そのため、高学歴の女性は、自分より低い偏差値の男性に、社会的条件としての魅力を感じなくなります。極端な言い方をすると、自分が女性として魅力的ではなくても、相手に対する欲求がものすごく高くなってしまうわけです。

 高学歴の女性は、大企業の総合職などの地位に就き、年収が高い人も多い。よって、自分を最低ラインと考えると、男のパイがなくなってしまいます。

高学歴の女性に白馬の王子は現れない

 もう一方の男性側も、自分が私学出身で女性側が東大卒だと、引け目を感じてしまう。普段は問題がなくても、けんかしたときに、「どうせ俺は私学だから」という話になってしまう。磁石の同極のように、お互いが離れ合ってしまう。

――高学歴の女性が“売れ残る”のは日本特有の現象でしょうか?

 米国でも同じです。ハーバードでMBAを取った人と、無名大学卒の人はそもそも出会わないですし、教養レベルや関心事が異なるため、お互いがなかなか引き合いません。

 どの国でも高学歴の女性は、よっぽど努力をしないと、自分の求める恋愛、結婚は難しい。自分と釣り合う男性が多くいるところで、出会いを求めなければなりません。

 自分が投資できる資産は、時間、エネルギー、おカネの三つ。高学歴の女性は、おカネはあっても、仕事が忙しくて、エネルギーと時間がありません。ただ、時間はいくらでもやり繰りできます。受験勉強のときと同じように、意識して努力すべき。それなのに、「待てば白馬の王子が現れる」と思っている人がいまだに4~5人に1人もいます。

 女性の中には、自分の年収が上がることがモテにつながると考えている人もいますが、それは勘違いです。生物としての女性の魅力は、19~20歳がピーク。女性誌を見ると「30代後半がモテキ」と書かれていますが、事実とは異なります。

もりかわ・とものり
1955年生まれ。オレゴン大で政治学博士。同大客員准教授などを経て2004年より現職。専門は進化政治学、恋愛学、日本政治。
情報元
高学歴の稼げる女性はなぜ結婚できないのか?――森川友義・早稲田大学国際教養学部教授

ニュースキュラニュース

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